
ウパリティン寺院 Upali Thein
バガンで珍しいほど彩色豊かな壁画。
ウパリティン自体は、小さな遺跡ですが、他の仏塔、建物とは異なります。
なぜなら、ここは戒壇という戒を授ける場所であり、いわゆる戒壇とは、僧侶の出家式や懺悔を行なう建築物を指す仏塔なのです。出家して正式に僧侶となる儀礼が行われる場所。
戒壇があるということは、バガン朝の時代に大乗仏教に変わり、上座部仏教が本格的に導入されたことの証なのです。
ウパリティンは、第8代ナダウンミャー王(1211~1234年)から第10代チャズワー王(在位 西暦1234~50年)の時代に生きた著名な高僧の名である。1230~40年頃に建立とみられています。
当時、ミャンマーでは数多くの戒壇が造られましたが、現在、残された「戒壇」は僅かです。
ウパリティンに着き、建物内を見たいときは、錠の持ち主が探して訪ねてみてください
錠を持った留守の番人がいるはずです。

塔内の壁画は、バガン朝の時代ものでなく、コンバウン朝のボードーパヤー王(1781~1819年)治世に描かれたものです。
壁画が鮮明に残っているが、かなり鮮明なので、修復した可能性もあります。
この寺院は、四方に表情の違う仏様があります。
小さな遺跡ですが、バガン随一と言っていいほど、綺麗なフレスコ画が残っていますので、ぜひ一度は訪れてみてはいかがですか。
建物の四方に窓があり、内部は明るいので自然光ではっきり鑑賞することができます。
残念ながら絵の保存のため写真撮影はできません。
また、近くにティーローミンロー寺院がありますので、ご一緒にどうぞ! 時間があれば、行くことをおすすめします。
【基本情報】
コメント:小さな遺跡ですが、鮮明でカラフルな壁画がご覧にいただけます。
名称:ウパリティン寺院
住所: Nyaung-U, Bagan, Myanmar
アクセス:ティーローミンロー寺院の近くにあります
営業時間:閉場の時は、周囲の人にお尋ねください。
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