シナゴーグ Musmeah Yeshua Synagogue
ミャンマーに唯一あるユダヤ系の教会
ヤンゴン市内の中華街の近くにあるシナゴーグ(集会)教会
普段まったくと言っていいほど日本人の私達には馴染みのないユダヤ教のシナゴーグの中に入館することができます
街中の一画で教会とは思えない建物が、シナゴークです
そこはミャンマーに居るような感じがしない場所
ミャンマーの仏塔(パゴダ)とは全く趣が違い、まるで別の国に居るような感じがするほどです
静まりきった施設の中、まわりの喧騒が嘘のように静かで落ち着く空間です
普段なかなか入れないユダヤ系の教会(集会所)とういうことで訪れることをおすすめします
由縁は、1854年にバグダードから来たユダヤ人たちにより旧ビルマで最初のシナゴーグが建てられたそうです
その後1893年から新たなシナゴーグの建設が始まり1896年に完成
その一つがこの建物となります
当時からダウンタウンの東側にはユダヤ人墓地も造られ、現在までに700人ほどのユダヤ人がその地に眠っているそうです
その後も増加するユダヤ人に伴い、1932年には2つ目のシナゴーグも建てられましたが残念ながらこちらは現存していないそうです
旧ビルマにおけるユダヤ人の移住のほとんどは、当時オスマン帝国のバグダードからきたユダヤ人と呼ばれるスペイン系ユダヤ人とイギリス領インド帝国南西部にあるコーチンからきたコーチン・ユダヤ人に大別されます
どちらもイギリスの植民地政策によるビルマへの進出に伴い19世紀中頃から移住をはじめ、チーク材や、綿花、米、アヘンの貿易など商業的に成功し反映されました
政府の役人に採用されるなど、当時はその存在感を高めていったということです
最盛期は2,000人以上と言われたユダヤ人達も1941年日本軍によるビルマ侵攻と共に、その多くが旧ビルマを離れ、現在ではヤンゴンに残っているユダヤ人は20名程まで減少してしまったと言われています
帰る門の頭上の壁面には、ダビデの星、ユダヤ教のシンボルが施してあります
【基本情報】
コメント:普段体験できない貴重な施設の見学が出来ます
名 称: シナゴーク(集会所)Musmeah Yeshua
住 所:No. 85 26th St., Yangon (Rangoon), Myanmar
アクセス:スーレー・パゴダからマハバンドゥーラ通りを西へ徒歩10分
拝観時間:月~火9:30-12:00 水~土9:30-13:00 (日曜休館日)
拝観料:入館料無料
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