一大商業地「ヤンゴン」は水産業のビジネスチャンス

週に1回の頻度で魚を消費する文化。

ミャンマーの人々は、週に1回の割合で魚を食べているようです。
国別の1人当たりの消費量(水産物)は、ミャンマー、UAE、ロシア、サウジアラビアの順に多く、ミャンマーの水産物の消費量が桁違いに多いのも頷けます。

水産物は 肉よりも50%以上多く消費され、主に新鮮な魚が消費されています。
水産物は、動物性タンパク質の主な源で、平均的な家庭では毎月の支出の約12%を魚が占めているそうです。

ヤンゴンの日本食レストラン

世界は和食ブーム。ヤンゴンにもいろいろな日本食レストランがありますが、サンマ定食が人気です。もちろん寿司の需要も大きく、ハマチ、マグロ、サーモン、タイ等が好まれています。

人で賑わうヤンゴン市内の魚市場

漁村として栄えたヤンゴンは、水産業が盛んで、魚介類を売る人とそれを買い求めるひとで賑わっています。ヤンゴンに水産工場も沢山あり、エビ、カニ、養殖海洋魚、淡水魚、ウナギ、飼料、乾物・魚調味料等を加工しています。これらの工場のいくつかはEU認定工場となっています。

ヤンゴンの水産物流

ミャンマーの水産業は輸入よりも輸出が盛んで、これらの漁業関係者の多い地域です。

一部の先進国の大手物流会社を除き、現地には物流会社がなく、水産加工会社が輸出用のコールドチェーンを所有しているようです。

大規模小売店のシティマートの場合、ヤンゴン港から市内 の倉庫へは一般道路で約1時間かかるようです。日本人が行くようなレストラン には冷蔵庫・冷凍庫があります。大手物流会社と連携して性能の良い氷等を使用し、現地の日本食レストラン等への物流モデル事業等が期待されています。

最近水産加工団地が開発され始めています。例えばメイの港周辺には、卸売市場と水産加工、製氷、飼料などの工場が並んでいます。海産物の9割はタイへ輸出されていますが、船で輸送中に鮮度が落ち、価格が下がってしまうケースが見受けられ、国内大手缶詰メーカーがミャンマーを水産加工の一大拠点すべく、メイにて水産加工を中心とした大型工業団地と都市開発を進めています。総面積 227ha には、卸売市場、レンタル工場、寮やトラック・ターミナルを併設。周辺インフラとしては、発電所、上下水道、道路や緑地、貯水池などを整備する予定。第一期は、缶詰や包装資材などの工場を誘致し、第二期には住宅やショッピングモールを計画。今年末までのインフラ整備を目指しています。同地で一年前に稼働を開始した工場では、鮮度の良い 原材料を地元で安く仕入れ、ヤンゴン市場向けにイワシやサバのトマト煮缶を生産しています。

ミャンマーの漁業は変化の時

ミャンマーでは、古くから伝統的な手法で漁業が営まれてきました。その代表的な漁法の一つは大型の網を円形に広げて、魚を群れごと包み込むようにして獲る巻き網漁法です。

また、ミャンマー東部のシャン州に位置するインレー湖では、釣鐘状の網を使う網を仕掛けた釣鐘状の枠を湖に沈め、湖底をかき回した時に浮かぶ魚を漁獲する伏せ網漁法が維持されています。

しかし、それだけでは、安定的な供給や、生産性の向上には繋がらないとして、近年、急速に進化しつつあるミャンマーは、漁業も先進的な技術を積極的に取り入れて変化しようとしています。

養殖で食糧確保!所得もアップ!日本も協力

「ミャンマーには海がある、資源もある。けれどもそれを十分に生かすための技術がない。」というところでしょうか、今やミャンマーの漁業は変化の時を迎えようとしているのです。

ミャンマーの漁業について、「まず先進的な技術がないことが問題だ」とよく言われています。

養殖もその一つで、従来よりも水深の深い海域でも漁業を営めるようにすることが目下の課題となっています。海や川や湖などで魚を捕るにしても養殖を行うにしても先進的な技術が必要になる」です。

そんなミャンマーで今、重視され始めているのは、魚の養殖です。ミャンマーでは養殖は、淡水魚や海水魚、エビなどです。養殖された魚は国内市場向けですが、一部は輸出に充てられています。

ミャンマー政府は、重要政策の一つに養殖業の活性化を掲げ、水産物の安定的生産を図ろうとしています。天候に左右されずに安定供給し、品質を一定に保つことで国際市場に打って出ようとしているのです。

日本の技術を学び、漁業を通じてミャンマーを豊かにしたい」

ミャンマー政府の関心も高い養殖業ですが、まだまだ技術や環境の面で課題もあるようです。例えば、ミャンマー沿岸部では、過剰な森林開発が原因で海に濁流が流れ込み、赤潮が発生しているのです。

今ミャンマー漁業関係者は、この課題を解決するために、赤潮などを乗り越えてきた日本の養殖技術に熱い視線を送っているのです。

広島大学は2016年からミャンマーの政府や大学と共同事業が始めています。ミャンマーからの派遣学生を、養殖技術をはじめとして日本の漁業について指導しているのです。

広島大学では1年間に渡ってカキの養殖をはじめとする日本の漁業について学ばせているそうです。初年度は12人の学生が日本に派遣され、漁業研修を体験しています。

日本のカキ養殖技術は、度重なる赤潮被害の経験から、赤潮を予測して乗り越える技術を確立されたものです。

こうした日本の高度な技術を刺激剤として水産に養殖を定着させ、漁業従事者の生活向上につなげたいという政策に日本は支援を始めています。

コールドチェーンで安定供給。

その他、深い海域にいる大きな魚を捕獲する技術や、消費地まで新鮮なまま運ぶコールドチェーン、安定供給につながる技術等も熱望されています。

ミャンマーの気候は温暖であることや、他のアジア諸国と比較して国土面積が広いことは漁業を営むうえで有利に働くはずだという。「この利点を十分に生かせるかどうかも、漁業技術の進歩にかかっている」のです。

日本からの投資パートナーに期待。水産分野の投資には良いタイミング。

ミャンマーは、EUの経済制裁の緩和によりビジネスもしやすくなっており、現地企業も新しいビジネスの可能性を探しており、海洋魚の養殖や水産加工の技術向上に根差した日本からの投資パートナーに期待が寄せられています。水産分野の投資も、良いタイミングではないでしょうか。

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