海外の水道水が飲める9カ国 | 飲めない理由とその水質にも注意したい2点

絶対に知識は知っておきたい水道水フロリデーションと軟水・硬水の解説

 

飲料水としての基準だけでなく、歯磨きや洗顔、特に洗髪にも注意しなければいけない海外の水道の違い

 

シンガポールの例の場合でご説明します

シンガポールの水道水は、日常で飲料水として飲めます

日本と同様に浄水処理がしっかりとされており水質も日本と同じ軟水です
但し、日本と違う点は、ムシ歯予防のためフッ素が入れられていることです
ですので、ホテル等の洗面所などの水道水も飲むことができるですが、フッ素入りの慣れない水を飲んで体調を壊すこともあるので飲むことは避けた方が良いということです

世界も賛否が分かれるフッ素入りの水道水とは

水道水フロリデーションとは、水道水(飲料水)中に含まれるフッ化物の量の濃度がムシ歯の発生を抑制(予防)する適正な濃度に調整する各国の施策です

目 的 : ムシ歯の発生を抑制する

方 法 : 水道水中のフッ化物濃度を天然の適正濃度(約1ppm)に調整する

効 果 : ムシ歯有病状況が半分以下という効果が確認されている

【 実施国 】

米国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、イギリス、アイルランド、スペイン、イスラエル、ブラジル、チリ、アルゼンチン、コロンビア、中国香港行政区、韓国、シンガポール、マレーシアなど約60か国

英国の水道水フロリデーション協会の報告では、世界の水道水フロリデーションをしている国とそれぞれの国の全人口に対するフロリデーション人口の割合を示したものです

香港、シンガポールの100%の実施率から、コロンビア、アイルランド、マレーシア、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ合衆国、キリバスなどでは50%以上を占めている。イスラエル、チリ、カナダ、ブラジル、フィージー、ギアナ、リビア、アルゼンチンでは、20~50%の実施率、近隣国の中国は16%、韓国15%が上げられています

そういう日本の水道水にもフッ素が含まれています

飲料水には微量ミネラル元素であるフッ素が含まれています
日本の水道法の水質基準では、フッ素は0.8ppmを超えてはいけない規定されており低濃度フッ素飲料水にう蝕予防的価値はないとされています

世界の水道水フロリデーション 数値は全人口に対する割合(%)

香港 100
シンガポ一ル 100
コロンビア 80
アイルランド 70
マレーシア 70
オーストラリア  67
ニュージーランド  64
アメリ力合衆国  62
キリバス  60
イスラエル  45
チリ  42
カナダ 41
ブラジル 41
フィージー 36.4
ギアナ 29.3
リビア 26
アルゼンチン 21
中国 16
スリランカ 15
韓国 15
チェコ 14.7
イギリス 13.2
スペイン 10.2
ザンビア 10.0
ジンバブエ 8.8
スウェーデン 8.4
タイ 8.4
フィリピン 7.0
フィンランド 5.3
ベトナム 5.3
スイス 4.8
メキシコ 4.0
フランス 3.0
ペルー   2.4

フッ素の危険性について果たしてフッ素はどのようなものなのか

フッ素が危険だという投稿を見かけますが、過度に不安を煽るように見受けますが、決められた方法で使用している分にはフッ素の安全性は確立されており、使い方や量によるというのが答えだそうです

フッ素でも一度に摂りすぎ、大量に体内に取り込まれることで中毒を起こしたり身体に良くないということです
急性中毒としては下痢や嘔吐などがあり、慢性中毒としては歯のフッ素症というものがあります
歯のフッ素症は歯が骨の中で作られている段階でフッ素を過剰摂取することで生じるもので、歯の色や形に異常(歯のフッ素症)が認められるようになります

日常生活で正しくフッ素を使用している分には中毒を起こすことはまずないと考えて大丈夫です
フッ素の洗口も塗布も歯磨き粉も歯の表面に使用しているだけで、体内に大量のフッ素を取り込む使用法ではないからです

フッ素は正しく使えば問題ない

普段の食事でもイワシ、乳製品、お茶など様々な飲食物にフッ素が含まれており、フッ素を摂取しています。もちろん摂取して問題のない量です

歯磨き後にうがいをした後に口の中に残るフッ素の濃度的には、お茶よりも少ないと言われています
ですので歯磨き粉、洗口、歯面塗布程度なら安全です
虫歯予防には非常に効果的ですので正しくフッ素を使って虫歯菌から歯を守ることができます

厚生労働省やWHOでもフッ素を推進し安全性に関しても安心して使用できますし、フッ素は正しく使用することで虫歯予防としてを効果があります

海外の水道水で歯磨きはできますか?

歯磨き・うがい程度であれば水道水の利用は可能です。 ただし、水道水が濁っている場合は、 歯磨き・うがいへの使用も避けて下さい
飲料水等の氷についてレストラン等で、飲み物等を注文する際は氷の入ったメニューの注文を控えてください

水道水が安全な国はどこですか?

世界約196か国のうち水道水が飲める国はわずか、日本とそれ以外の9か国
ノルウェー、フィンランド、デンマーク、アイスランド、アイルランド、オーストリア、スロベニア、ドイツ、南アフリカです

そして、その中でも世界一水道水がキレイな国がアイスランド

アイスランドの水道水は、世界で最も水質が高いと言われています
自然豊かなアイスランドは、自然の溶岩フィルターでろ過された氷河の水を使っているため、過剰な化学的処理を行う必要がなく水道水特有の臭さや味覚が無いと言われています

海外の水質の軟水と硬水の問題点があります

水には軟水と硬水があることは、ご存じだと思いますが、この使い分けも海外の各国で違うのです

軟水と硬水の違いは、水1リットルあたりのカルシウムやマグネシウムなどのミネラル含有量である「硬度」です
硬度の基準は国によって異なりますが、日本では一般的に次のように分類されています

硬度100mg/L未満:軟水
硬度100mg/L以上~300mg/L未満:中硬水
硬度300mg/L以上:硬水

硬度の違いにより軟水と硬水には次のような特徴があります

:軟水は淡泊でコクがなく、まろやかな口当たりとさっぱりとした風味が特徴です
一方、硬水は口に残るような味がし、苦みを感じることがあります

飲みやすさ:軟水はミネラルが少ないため、味にクセがなく飲みやすいと感じる方が多いようです

素材の味:軟水は基本的に無味無臭であるため、素材の味を生かすような繊細な日本料理にも適しています

日本では水道水や国産ミネラルウォーターの大半が軟水であるため、日本人には硬度の低い水のほうが合うと言われています

日本の水は軟水ですか?硬水ですか?

オーストラリアや日本ではほとんどの地域が、軟水です。 国土の広い国によっては、地域で軟水・硬水が分かれるようです

日本人にとっては、日本産のミネラルウォーターや水道水の多くが軟水であることから、軟水は馴染み深いものとなっています。 そのため、日本人には硬水よりも軟水が適していると言われています

軟水と硬水で髪を洗うと、次のような違い・影響があります

髪への影響

軟水は肌や髪に優しく、石鹸や洗剤の泡立ちも良いです。一方、硬水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが多く含まれており、髪を洗うと次のような影響があります。

髪がパサパサしたり、キシキシしたりする

髪に石鹸カスが蓄積されて、髪がきしんだ手触りになる

トリートメント成分の浸透が妨げられる

シャンプーとの関係

日本のシャンプーは日本の水道水(軟水)に適した成分で配合されています

硬水で日本のシャンプーを使用すると、シャンプーの成分が頭皮にこびりついて、毛穴がふさがってしまう場合があります。

対 策

硬水で髪を洗う場合は、硬水用のシャンプーやトリートメントを使用したり、軟水化シャワーヘッドを使用したりするなどの対策があります。また、シャンプーの仕上げに軟水で髪をすすぐのも効果的です。

硬水による健康リスクとは

硬水による健康リスクとして、主にミネラルの過剰摂取による体への影響が懸念されます
具体的には、腎臓病の悪化、消化器官へのストレス、石灰化を通じた心血管系の障害などがあり、これらは中長期的な健康被害へとつながり得るのです。

軟水の欠点は何ですか?

軟水のデメリットには「ミネラルが硬水より少ない」という点があげられます。
先述のとおり、硬水と軟水は硬度(ミネラルの含有量)によって分けられ、ミネラルの含有量は軟水よりも硬水のほうが多いです。
ミネラルウォーターからなるべく多くのミネラルを摂取したい方にとってはデメリットになるといえます

ミネラルバランスのよい硬水で若々しい肌に

皮膚は72%が水分といわれています。年齢とともに体内の水分が失われるように、皮膚の水分も失われていきます
水分量の多い肌はみずみずしくなめらかでツヤ・ハリがありますが、水分量の減少は乾燥やシワ、さらに透明感がなくなることでくすみの原因にも
若々しい肌を目指すには、カルシウムやマグネシウムを豊富に含む硬水を体内に取り入れることが肝心です
カルシウムは肌細胞が生まれ変わるのを助け、マグネシウムとともに新陳代謝を促進することで血色のよい若々しい肌に導きます
また、ストレスによるイライラは肌あれなどを引き起こすことも。カルシウムとマグネシウムは精神を安定させる働きもあるので、ストレスの軽減も期待できます

美肌のためにはミネラルバランスのよい硬水がおすすめです

 

いかがでしたでしょうか。海外旅行の数日なら影響はありませんが、1週間や10日間となると、特に髪の毛の髪への影響が解ります

水道水の飲み水、歯磨き、シャンプーとの関係により水道水フロリデーションや軟水・硬水を知って利用することが必要だと言うことです
シャンプーも硬水専用のシャンプーも場合により持って行く必要があります

 

先ずは、海外旅行先の水道水をお知りになることが優先となります

 

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