ミャンマーの治安は?!ミャンマー人が伝える本当の事

ミャンマー旅行で注意して素敵な思い出を!!

今回ご紹介させていただくのはミャンマーの治安についてです
ミャンマー国軍(政府)と複数の少数民族武装勢力との戦闘は、ミャンマー独立後から60年に渡り続いています

本当に最近のことですが、2018年12月に和平へのため国軍が戦闘を一時、停戦を発表しましたが、舌も乾かない2019年1月4日にミャンマー北部のラカイン州で仏教徒少数民族ラカイン族の武装勢力、アラカン軍(AA)が、警察の詰め所4カ所を襲撃し治安要員7人を殺害した。と発表されました

これが、今の国の治安の全てとするならば悲しい現状です

治安が悪いイメージや不安が深まることでしょう
この事件がミャンマーの治安の全てでないことを知ってほしい
この事については、以下に詳しくありますりでご覧ください。

ミャンマー海外安全情報で、近況として常に「警戒レベル」単位で公開しています
私の住むヤンゴンの観光地すらも、「レベル1」がですが、決して皆さんが来られる場所は、民族武装勢力に関わる場所でないとい思います

日本外務省「渡航注意レベル」が一目瞭然で確認できます

全土が平均的にレベル1と評価されていますので、「十分注意して下さい」ということで、問題があり得ない話しではありません
一部レベル2、3のエリアが国境付近にあり観光客の人は基本的には行けない場所です
そして「レベル3」は渡航禁止ですので立ち入ることもできません

国内では、民族武装勢力との戦闘など安定しているとは言えません
海外渡航者にとっては馴染みがないと思いますが、気になる方は事前に「海外安全ホームページ」をご確認ください

産経新聞2018.12.21配信

ミャンマー和平へ前進 国軍が戦闘を一方的に中止

ミャンマー国軍は21日、来年4月まで複数の少数民族武装勢力との戦闘を一方的に中止すると発表した
ミャンマーでは1948年の独立以来、こうした勢力との戦闘が続いている
関係者によれば強硬派とされるカチン族の武装勢力も停戦への意思を示しているという
現在、全土停戦に署名しているのは約20の武装勢力のうち、10勢力にとどまる
カチン族の武装勢力は停戦に合意しておらず、その動向が注目されていた
和平を仲介してきたミャンマー国民和解担当日本政府代表を務める日本財団の笹川陽平会長は「ミャンマーのすべての国民が望む連邦統一国家に向けて大きな第一歩となり、歓迎する」との談話を発表した

産経新聞2019.01.04配信

ミャンマー治安要員7人殺害 ラカイン族武装勢力が襲撃

ミャンマー北部のラカイン州で4日、仏教徒少数民族ラカイン族の武装勢力、アラカン軍(AA)が、警察の詰め所4カ所を襲撃し、治安要員7人を殺害した。ロイター通信などが伝えた
AAはラカイン族の自治権などを求めてミャンマー国軍と衝突を繰り返しており、先月から紛争が再び激しくなっていた
AA側は、さらに治安部隊の12人を拘束中だとした。
ミャンマー国軍は先月、政府との停戦協定に署名していない少数民族武装勢力が活動する中国との国境地域などでの攻撃を今年4月末まで停止すると発表したが、ラカイン州やAAなどは、停戦の対象に含まれていない

ミャンマーの治安は、大きなテーマでミャンマー人にとっても大変な出来事です

観光誘致しているミャンマーで、このような事件があると世界から来られる方々にとっても不安を感じるかと思います
これから申し上げるミャンマー治安については、国内事情の日常茶飯事のことについてご説明します

日本の治安は、世界一良いとされていますので、それに比べては、多少の不安があることは拭えません

そのような視点から見ていただければと思います

目 次
1).ミャンマーの治安について
2).最初に気を付けて欲しいヤンゴン空港
3).ミャンマーの換金トラブルについて
4).ミャンマーの主要交通手段のタクシートラブル
5).ミャンマーの治安として交通事故
6).ミャンマーのストリートフードの安全性について
7).ミャンマーの治安として感染症について
8).ミャンマーの治安の野良犬について

1).ミャンマーの治安について

日本から発信する外務省海外安全ホームページやネット関係の発信は、報道は事実です。
近年に軍事政権から民生にかわり、犯罪件数は増加しているかと思います。
但し、ミャンマー人が住み慣れた場所、ヤンゴンでは、以前と変わらない様相ですが、観光誘致による観光者へのトラブルや犯罪件数が増えているかと思います。これも毎年の渡航者の増加と比例していることも付け加えておきます。

特に外国人は狙われやすいかも知れません。急激な発展を遂げており、それに増して多くの外国人がビジネスによる赴任者も増加しています。またミャンマーでは外国人はお金持ちのイメージがあります。特に、渡航される中国人や日本人は、生活水準も高く、多額のお金を所持している印象があります。

先ずは、「ひったくり」や「スリ」に注意してください。そして多額の金銭を所持しない方がよいと思います。また財布も数か所に分散することにより、万が一、「ひったくり」にあっても、最小額で留められます。
バックなども細心の注意を払い、ショルダータイプなどで防衛することをおすすめします。また、ショッピングセンターや人通りの多い場所など、気負つけて欲しい場所です。

夜間の一人歩きなど、ひったくりに狙われやすいので、常に自己防衛の気持ちでいて欲しいですね。

通常、日中なら女性一人でも街中を散策や観光もできます。大半のミャンマー人は日本人に対し親日として接しています。一部の犯罪に至っては国内の通常犯罪ですので、特に外国人だから犯罪をするのではありません。ですから派手な格好や高価な装飾を身につけたりしないよう。気を付けていただければと思います。


ヤンゴン国際航空ロビー

2).最初に気を付けて欲しいヤンゴン空港

搭乗出口をでると必ず、声を掛けてきます。タクシーの勧誘とポーターです。

ポーターは、「有料」により、無償行為で荷物を運びません。ホテルのポーターとは違いますので、最初にノーサンキューと答えてください。断ることで問題が起きることはありません。

荷物が多く、お願いする場合は、ハウマッチと金額を聞いてからお願いしてください。英語又は日本語でも通じます。
ポーターは、多少の日本語を常に勉強しています


どこにでもATMがあります

3).ミャンマーの換金トラブルについて

空港の外に出る際の換金ですが、日本でも円からチャットへの換金は出来ないハズです。
ドル紙幣から空港内で変えなければ、タクシーすら乗れません。
タイ紙幣のバーツは、チャットに換金できます。
確実な方法としてあらかじめ日本で円をドル紙幣に換金しておき、空港で全額でなくてもチャットに換金してください。
換金率の良い場所も最近は街にあります。クレジットカードでキャッシングする方法は、ATMの操作方法など、面倒なことと、旅行者にはハードルが高いと思います。
日本と違い、ATM機械そのものが機能していない場合があり、一旦入れたカードが出てこない場合もあります。
長期滞在の方以外は、カードのキャッシングはおすすめしません。
ミヤンマー国内は、チャットとドル紙幣がミャンマーで利用できますので両方を所持しておいてください。
また、換金所の近くで話し掛けてくる人にもご注意ください。「ひったくり」の場所として挙げられています。


街中で客待ちしているタクシー

4).ミャンマーの主要交通手段のタクシートラブル

ミャンマーで暮らしていて一番気をつけなければと感じるのは、タクシー運転手とのトラブルだと思います。

私達、ミヤンマー人は、言葉が通じるので、金額と場所のコミュニケーションが常に図れますが、旅行客の場合は、一般的に日本のようにメーターが無く、目的地までの距離、行き方が解らないことを良いことに、料金をふっかけます。これが、今のミャンマーのタクシーの実態です。タイの場合などは、交渉性でも行先を行って、金額交渉が成立したら乗せてもらう感覚ですから、日本のような正確・安全、安心した乗り物では無いという認識が良いと思います。

観光移動手段としてタクシーに頼らざるを得ないと思います!
料金以外で問題が起きないようアドバイスします。

タクシードライバーによる殺人や強盗事件も発生しています。絶対に乗りたくない場合は、多少安全なホテルによる呼び出しのタクシーを依頼してください。
また、ホテル等に依頼してUBER(ウーバー)とGRAB(グラブ)の利用がおすすめです。
この登録ドライバーは、個人タクシードライバーとして、評価されています。
問題があるドライバーは、解雇されますので、一般的なタクシードライバーより安全ですし、最初から目的地と料金が定められています。
それ以外の料金は一切受け取りません。スマホ等とどちらも簡単に登録できます。

タクシートラブルにあわないための具体策

タクシーに乗る時は最低限の注意をしてください。

・夜間のタクシー利用には細心の注意が必要。一般タクシーに乗らないこと。
・「流し」のタクシーに極力乗らないようにすること。
・女性は夜間の一人でのタクシーを利用しないこと。
・交渉制のため、ドライバーに高い値段にも応じること。その金額が巨額の場合は、ナンバーを控え警察へ
・夜間の乗車時に人影が感じたら乗車しないこと。共犯者がいる場合があります。

タクシーにのるのに全て実施することは難しいですので、細心の注意こととして気負つけてください。

安全なタクシーの利用方法として車中で連絡先を聞いておけば、次も安心して利用できます。

ドライバーの携帯番号と名前を聞き、次回もお願いするなどすれば相手もご機嫌です。
犯罪につながらない確信にもなります。

日本のように気軽に安心して乗れる国ではありません。多少は用心深く利用されるようにお願いします。


ヤンゴン市街地のメインストリートの渋滞、郊外の渋滞はありません。

5).ミャンマーの治安として交通事故

タクシーに乗り、万が一の事故があります。ミャンマーの道路は、全般的に悪路が多く、運転が荒い車も多く常に交通事故の注意が必要です。ヤンゴン市内は常に渋滞しており、交通量も多く、事故が起きやすい状況です。

タクシーに乗って、万が一事故した場合は、交通事故の証明書類は、政府系の病院で発行してもらう必要(ヤンゴンではヤンゴン総合病院)

↓日本人対応してくれる救急病院
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6).ミャンマーのストリートフードの安全性について

ミャンマー人にとって昼食や夕食など憩の場所、昔から外食する唯一の場所が、屋台での飲食、ストリートフードです。
日本の厳格な管理と違い衛生上、これにも注意されたほうが良いかと思います。
露店の場合は、食器洗いは貯め置きの水の使いまわしているところも、まだ有るようです。
調理の際にも手を洗わないなどあまり衛生面に気をつかわないことで営業も可能なのです。
まだまだ衛生的な整備や観念が徹底されていません。
すべての店が悪いとは思いませんが、色々な屋台がたくさんありますので、屋台で食べ歩くのも旅の一つの楽しみです。
個人差もありますので、体調や食材のリスクも抱えていることを考えてご飲食いただければと思います。


日本人対応の病院が増えてきています。

7).ミャンマーの治安として感染症について

ミャンマーは蚊や虫刺されにも注意が必要です。特に雨期の5月~10月頃のヤンゴン市内で流行します。

毎年、観光客の感染例も見られます。昼間に活動するネッタイシマカに刺されないように配慮するよう心掛けてください。
デング熱は、発熱・頭痛・筋肉痛などの症状が見られ、一部は重症化し、時に死亡する人もいます。
また、チクングニア熱も発熱と関節痛、筋肉痛、リンパ節腫脹など発症します。どちらも直接有効な治療薬は存在していませんので安静に対症療法となります。
予防策はありませんが露出を避けて、長ズボンに長袖の着用が良いでしょう。
また、熱帯地域に行かれる場合は、毒蛇やムカデなどの有毒動物が生息しているので、屋外の庭などの物陰は注意する必要もあります。
万が一受傷したときは速やかに病院を受診に行ってください。

8).ミャンマーの治安の野良犬について

ミャンマーになぜ?沢山の野良犬がいるか?私達国民の9割が仏教徒。その信仰する上座部仏教の教えから、功徳を積むために動物に対する愛護の精神により、沢山の犬と生活を共生しているのです。

大半は、放置された犬のため、狂犬病に罹患(りかん)している可能性もあります。日中は道端で寝て。一見おとなしく穏やかですが、夜間、急に人に吠えかかって襲いかかって来る場合があります。

万が一噛まれたら直ぐに医療機関で適切な処置を受けてください。狂犬病は発症するとほぼ100%死亡する怖い病気です。
ミャンマー人でも追い払うのに大変な時があります。
予防策として、見かけたら近づかない事。又は事前に予防接種もできます。

犬に咬まれた場合の対処について(在ミャンマー日本国大使館)

以下の発信:在ミャンマー日本国大使館

○邦人旅行者がミャンマー国内を観光中に犬に咬まれる事案が発生。
○狂犬病は一度発症すると治療法はなく,必ず死に至る病気です。
○万が一噛まれてしまった場合には,すぐに患部を石けんと流水でよく洗い流してから消毒し,早急に狂犬病ワクチンを接種するようお願いします。

犬に咬まれた場合の対処について

1 今週、邦人旅行者がミャンマー国内を観光中に犬に咬まれる事案が発生しました。その後,病院を受診し,破傷風の予防接種や,狂犬病のワクチン等を接種しました。

2 報道によると、ヤンゴン総合病院だけでも1月~10月までに8,629人の犬の咬傷による患者を受け入れています。事案のほとんどはヤンゴン市内ダラー地区で発生しており、狂犬病で25人が死亡していますが、これは過去3年間で最大です。保健省によると昨年ヤンゴン市内で35,839人が犬の咬傷による治療を受けており、他の地域を大きく上回っています。

3 狂犬病は一度発症すると治療法はなく,必ず死に至る病気です。イヌからの感染が最も多いのですが,キツネ,アライグマ,スカンク,コウモリ及びネコ(ペットの子犬や子猫の感染も多い)などからの感染も確認されています。感染しないようにするためには,むやみに動物に近寄らず,医療機関のない地域へ行く場合については,事前に狂犬病の予防接種を受けることも検討してください。

4 当地では,飼い犬でもきちんと狂犬病のワクチンが接種されているとは言い切れませんので,万が一噛まれてしまった場合には,すぐに患部を石けんと流水でよく洗い流してから消毒し,早急に狂犬病ワクチンを接種するようお願いします。

狂犬病に関する詳しい情報厚生労働省
「狂犬病に関するQ&Aについて」
「厚生労働省検疫所:狂犬病」

問い合わせ先:在ミャンマー日本国大使館領事部
TEL:95-1-549644~8
FAX:95-1-549643

海外ミャンマーの旅行や滞在することで日本より多少の不安や治安を考えるでしょう。

渡航者にとってミャンマーの治安について、良し悪しの基準の判断がしづらいかと思います。
日本では、意識もせず安心して暮らせます。私達ミャンマー人も日常では、ヤンゴンは住みやすい治安の良い国と考えています。
日本に比べれば治安の悪いことは隠せません。それに比べた場合は、多少の不憫な事はあります。海外旅行をするということは多少の自己防衛策も求められるのではないかと思います。

ミャンマーに来られる際には、今回のお知らせの対処法などを参考にして、安心して楽しい旅行が過ごせると良いですね。

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日本人が見たい知りたいこと、アジアの人達たちの習慣、風習など知ってもらうため色々な角度からリアルタイムの情報をこの“Cl i p”で公開していきます。

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