クドードォ パゴタ Kuthodaw Pagoda
世界最大の書物は、胸迫る想い出
マンダレー王宮の北東、マンダレーヒルの麓に位置。中央の黄金の仏塔のまわりをパーリ語の経典を刻んだ石盤を納めた729基の小仏塔が囲んでいるのは見応えがあります。
ミャンマー最後の王朝の都をマンダレーに築いたミンドン王によって建てられた。クドードォパゴダは、別名:マハローカマラゼィン・パゴダといい、ミンドン王は、「世界最大の経典」を作ろうとこの仏塔の1857年に建立に着手したという。パゴダ自体は1859年、小仏塔群は1860年に建設が開始され、
世界最大の書物のパゴダとして知られている。
大理石の小仏塔が729あり、中には釈迦のお教え(ビダカ)が書いてある。
当時2400人もの僧侶を集め仏典を完全な形で大理石の石版に刻む作業をさせ、その一枚一枚を仕上げていくうちにその数は729の白亜の仏塔にもなったという。
実際に近く寄ると見応えがあり整然と並んでいるところは壮観です。
中央に黄金に輝く仏塔があるのはどこでも同じですが、ここの最大の特徴はその周囲にあるおびただしい小仏塔。
全部で729基あり、小仏塔には経典を刻んだ石版は、高さ2m幅1mくらいの石板に経典がミャンマー語でびっしり書かれている。
その石板を高さ4mくらいの白い色の塔の中に置いてある。
仏塔1つひとつにはこうした仏典(ブッダの覚悟から死に至るまでの説教集)を彫った石碑が収められていて、全て集まると「世界最大の経典」となるそうです。
730番目の石版には、この「世界最大の経典」が造られた経緯が刻まれている。それによると集められた2400人が昼夜なく突貫作業で働き、1868年にようやく完成したとされる。
マンダレーヒルの頂上からこの仏塔の全景がよく見えます。
2013年には、729枚の石版はユネスコの世界の記憶に登録さました。
世界最大の書物は、実際に全巻読み終えるのに、1日8時間読むとして450日間掛かると考えられています。
三蔵とは、律蔵、経蔵、論蔵の三つを言います。クドードォとは「功徳」と言う意味です。日本語の読み方と似ている気もします。
マンダレーヒルの代表するパゴダとして是非寄って下さい。大半の方は感激します。
奥の仏塔は、バガンのシュエズィーゴン・パヤーを模したものです。
近くにあるサンダム・パゴダと併せてマンダレーに来たら是非行くべきスポットです。
【基本情報】
コメント:世界最大の書物を一度ご覧ください。
名 称:クドードォ パゴタ
住 所: Mandalay, Myanmar
アクセス:マンダレーヒルの麓の寺院群の中央にある。
拝観時間:午前6:00 ~午後22:00
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