セブ島のサンペドロ要塞|見どころ、博物館、所要時間、入場料をすべて解説

セブのサンペドロ要塞からフィリピンの歴史がうかがえる

 

スペイン統治時代に、スペイン人により1565年に木造建築として建設が始まり、完成までに約170年を要し1738年に完成しフィリピンでも最古の要塞です

石で造られた重厚な建物ではありますが、3角地の要塞は、1700年代にはイスラム教徒や海賊の見張り台としてセブ島内を守るために作られたものです

その後も戦時中でも牢獄または捕虜収容所などの軍事施設として、さまざまな形で活用されてきました

現在は、プラザ・インデペンデンシア(独立広場)という公園として観光スポットでもありセブの人々の憩いの場ともなっています
セブの観光施設としてきれいに手入れがされ、中庭の一部に博物館(展示場)にもなっており、フィリピン独立の歴史がわかります

 

サンペドロ砦
1739 年の公式報告書に記載されているサン ペドロ砦は、三角形で石とモルタルで造られています
3 つの砦は、ラ コンセプシオンサン イグナシオ デ ロヨラサン ミゲル パウダー マガジンです
1939 年

 

サンペドロ要塞 入場料

サンペドロ要塞の入場料 大人:30ペソ(約80円) 子供:20ペソ(約53円)

拝観料としては、さほど高くなく、中庭や擁壁など整備され、写真のスポットとして絶好のスポットだと思います
歴史的な資料の展示場あり楽しめますので是非、セブ観光の一つとして足を運んでみてください

サンペドロ要塞の見どころ写真と合わせてご案内します

 

サンペドロ要塞の構造

サンペドロ要塞の敷地は三角形をしていますが、海に面した2辺方向部分に大砲が配備され、壁の高さは6.1mの2階程度の高さに、今でも大砲が設置されています
要塞としては、理にかなってていると思います

↓写真は、資料文献より

入口に入ると壁の展示物があり、そしてチケット売り場があり、ここで入場料を支払います

内部の1階入り口とと展示場の建物があり、サンペドロ要塞やセブの歴史に関する資料が展示されています

↓中庭に入り右手には、生演奏を聞かせてくれます。この雰囲気を一層盛り上げてくれます

ボランティアガイドもいるため、ガイドの利用もおすすめです
ただし、ガイドは全て英語で行われます

入場料を支払った先に横道に砦の聖母像が置かれています

2階は要塞の壁を一周できるようになっています

中庭入口

中庭は、植栽の手入れが行き届いています
展示室の横の階段から2階の上部行くと、要塞の壁の上が遊歩道として整備され、三角形の要塞の砲台の壁づたいの要所にあり、砲台と見張りの建物があり、一周できるように設計されています

海に向かっていくつもの大砲と砲弾の倉庫が設置されており、その壁そのものの建築材料珊瑚の石が使われています

 

当時の要塞の原型と合わせて修復時の珊瑚石の白さが目立ちハッキリわかります

現在は、遊歩道は広く、観光用としてベンチなども設置されています。植物に囲まれた穏やかな雰囲気の中でも当時の臨場感が過去の歴史を伝えてくれます

小さな塔が三角の敷地の先端にもあります。砦の角には、武器庫として設置され利用されていました。

現在は中に入ることはできませんが、外側から覗くことは可能です

塔内は昔のスペインの甲冑着た兵士たちがここに存在し、この要塞を駆けずり回っていたと想像ができます

南国の雰囲気が漂うかつての要塞

近年は、サンペドロ要塞の中庭は、美観に優れイベントやウェディングパーティーの会場としても利用されています

日常でも要塞の防御壁の遊歩道では、ベンチでカップルを見かけますが、夜になるとライトアップされ、一層、要塞がロマンチックに演出され、周囲の公園と併せてデートスポットとして利用されています

要塞の3つの角の堡塁(ほうるい)には、南東はサン イグナシオ デ ロヨラ、南西はラ コンセプシオン、北東はサン ミゲル パウダー マガジンという名前が付けられています

サンペドロ要塞の博物館(展示場)

サンペドロ要塞には博物館と言うより小さな展示場があり、広さはそれほどありませんので、見学だけなら直ぐに観覧できますが、・・・・・
丁度、この時は、ガイドさんが居ましたので、説明を聞きました

歴史を語る様々な絵画、そしてスペイン人により占領時の船の模型やマニラ湾海戦の際に乗組員より奪った軍旗などが展示されています

入口には、写真や掲示板があり、セブ島の歴史が詳しく説明されています

セブのフィリピンは、スペイン人、日本人、そしてアメリカ人によって支配された島でもあります
フィリピンの国は、島々により一国がありますが、どのように歴史として統治されたのか・・・
マニラでは、タガログ語、セブ島では、セブアノ語が現在でも日常の言語です

その中で、現在、フィリピン人の誰でもが、英語で話しカトリック教徒が多く東南アジア諸国のなかでも不思議な歴史と生い立ちがあります

フィリピン国民が両陛下のご訪問を記念
フアン・カルロス1世国王とソフィア王妃
フィリピン独立100周年記念に際し
この縁起のいい瞬間がスペインとフィリピンの永続的な友情を象徴するものでありますように
サン・ペドロ要塞、フィリピン、セブ市
1998年2月11日

 

そのフィリピン・セブの歴史は、サンペドロ要塞の一画を通じて、理解することができ、そして、フィリピンがより身近に感じることができると思います

当初は、木造建築から始まったのが判ります

サンペドロ要塞の見学所要時間

サンペドロ要塞の全体の広さはそれほど大きくありません

しかし、中庭、博物館(展示スペース)、砦の上にある遊歩道、聖母マリア像と井戸など、見どころが多く、廻るだけなら30分程度ですが、じっくり観覧すれば、1時間程度は必要だと思います

昼間だけでなく、神秘的なライトアップされた要塞も夜の魅力的な見学が楽しめます

 

【基本情報】

名 称:サン・ペドロ要塞 Fort San Pedro
所在地 :  7WR4+X7J, A. Pigafetta Street, Cebu City, 6000 Cebu,
アクセス:マゼランの十字架より徒歩13分
営業時間:8時00分~17時00分
TEL  : +63 32 256 2284
詳細URL(公式HP):

↓MAP

↓あわせて是非ご覧ください

セブ島観光の歴史的最大のスポット | 絶対見逃せない マゼランクロス Magellan’s Cross
2025年セブ島最大のシヌログ祭り(Sinulog Festival)」開催されました

アバター画像

Clip管理人編集まとめ役

投稿者プロフィール

日本人の方が見たい知りたいことなど、アジア各地の観光や買い物、そしてそこで住む人達たちの習慣、風習なども知ってもらうため現地のリアルな写真と色々な情報を“Cl i p”でお伝えしています
タイ・ミャンマー・フィリピン・カンボジア・韓国・シンガポール・ベトナムの大学の友人より都度、情報をまとめますのでお楽しみください

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2024-11-17

    タイ・バンコク女性がおすすめする水上マーケットの魅力

    バンコク周辺の日帰りで行ける 6つの水上マーケット・行き方・注意点 タイに初め…
  2. 2024-10-24

    バンコク地元で人気おすすめシーフード&ムーガタ7選【タイ式ビュッフェ食べ放題】

    バンコクおすすめのシーフード ムーガタ(焼肉)・海の幸バーベキューが食べ放題  ムー…
  3. 2024-10-1

    【2025年ミャンマー旅】ヤンゴン観光おすすめモデルコース

    ヤンゴン”1日観光”の効率のよい周り方を教えます 初めての”ミャンマー”へようこそ…

ランキング

ページ上部へ戻る