【タイ】幻想的な宇宙絵のワット・パクナムとその周辺と服装とマナーの注意点

ワット・パクナム Wat Paknam วัดปากน้ำภาษีเจริญ

タイ女性が魅力を伝える!バンコク観光おすすめスポットと行き方

目を見張るほどの幻想的な異次元の仏塔は珍しい。
バンコクのやや郊外にあるワット・パクナムWat Paknam が大人気。
その正式名称は、ワット・パクナム・パシーチャルン。

近代的な仏塔の最上階にエレベーターで上がるとエメラルドグリーンのガラス製の仏塔が煌びやかで魅了されるでしょう。
そして天井にも仏塔を演出したかのように描かれた仏伝図があり、眼に焼きつくメルヘンチックな仏塔寺院。

バンコクの寺院でも話題の”ワット・パクナム”
タイ人の私がこの寺院のすべての周り方をご案内いたします。

【仏塔内での注意点】

仏塔など施設内では、最低限のマナーを理解して見学してください。一年中、30度以上を超す暑いタイですが、肌の露出が多い服装で仏塔内の入室は禁止です。寺院によっては上着も貸してくれますが。一応、薄い上着を携行するように!今回、目についたのは、ワット・パクナムの最上階の仏塔の周りに座って観ていた方達の中で、足を伸ばして足の裏を仏塔に向けていましたが、それも禁止。正座はしなくても胡坐(あぐら)でも大丈夫。また仏塔の前で背を向けるのも懸念されます。
絶対にしていけない行為として、人と仏塔の前を横切ることはしないでください。信仰の深い人であれば争いになります。当然、施設内での私語や騒がないなど必ず守るようにしてくださいね。

神秘的な仏塔のワット・パクナムですが、有名な高僧の故プラ・モンコン・テムニー師にゆかりがあり名高い寺院のひとつです。
境内に建てられた仏塔とその天井に描かれた、天井画が外国人旅行者に人気に拍車をかけています。

ゲートから敷地内に入ると「日本語で緑ガラス仏塔」と書いているので・・・順路として解り易いと思います。

さて、こちらがお目当ての「ワット・パクナム大仏塔」ですびっくり!!
コンクリートの近代的な大仏塔の高さは、80メートル。1~5階のフロアで構成されております。

当日は猛暑で木陰より撮影しました。

この仏塔は、ラマ9世王(故プミポン国王)と王妃の生誕72年の祝いとして2004年に起工。8年の歳月をかけ2012年に完成したばかりの仏塔。
底辺の一辺の長さが52メートルの正方形で、高さは80メートル。その先端には100kgの黄金で作られた宝珠が供えられている。

一階の入り口ですが、無人で誰でも気軽に入れます。

建物の入口で靴を脱いでビニール袋に入れて持参すると便利です。
帰りは順路として2階の出口から帰れます。今回のお目当ての緑の仏塔は、5階の最上階にありエレベーターで上がりますが、その前に1階の展示物も圧巻です。

この仏塔の建物の前に新しく仏像の建設を開始しているようで、現在は鉄骨のみが組まれており仏像の原形としても解ります。
次回来るときは、完成したものが観られるので楽しみです。

一階に入口付近に飾られている

1階には、タイの芸術・文化遺産が多数展示されている。

なぜか?高級車も展示されている。多分、ラマ王の遺品か、当時の使用車

この階は、木製の船や馬車など当時の乗り物が展示されている。

5階の「仏舎利奉安塔」のミニチュア模型や高僧の仏像が展示されている。
この階だけでも興味深い、貴重な品々が何気なく陳列されているので、お見逃しなく!!

エレベータで1階から5階へ一挙に向かいます・・・

エレベータが開くと同時にエメラルドグリーンの仏塔がいきなりあります。

タイで人気の名僧、故テムニー師にゆかりがある名刹ワット・パクナム。実物も本当に鮮やかです。

ワット・パクナムは、別名、河口寺院とも言われ、敷地の周りに川が流れている
歴史的には、この寺院はアユタヤ王朝の時代に建立された歴史と由緒ある寺院。19世紀に現王朝ラマ3世、4世、5世と3代の王が寺院の改築に着手し、周囲の運河や水門など建設された。寺院の周囲には運河が残されている。
この寺院の名もワットは寺院、そしてパクは「口」、ナムは「河」と名称にある通りの寺院です。

美しい仏塔を天井画を堪能した後は、5階のテラス部分に出てみました。
この寺院の見所はまたまだ続きま~す。

そして、4階から3階に降りていきますが、すべてのフロアで貴賓館を思わせる調度品が沢山展示されている。

歴代の僧侶の像が金で造られています。

こんなに沢山の調度品をみたことないので、目の保養になります。

大小の数や種類も豊富な展示に圧倒されました。

この仏像の内容からしてもこの寺院の偉大さが伺えます。

博物館より圧巻の品々が並んでいます。そして展示も見終わり2階から本殿に向かいます。

本殿の入口。靴は脱いで入ります。

寺院自身もかなり広ですが、敷地内では僧侶や尼僧の僧院としても機能しており境内の至る場所で頻繁に姿を見かけます。

このワット・パクナムが、タイ全土に知り渡ったのは、前の僧正の「故:ルアンポーソッド」師による功績が大きかったのだそうで、本殿では全国より信仰のため大勢の方が来院されています。

入り一番最初に目にする仏像には、座って祈りをするのですが・・・

【タイのお祈りの場での注意事項】

服装は、必ず「露出」を避けるようにしてください。特に女性の場合は注意されます。また短パンも注意される施設があります。ジーパンのファッションで破けているものも厳粛な場所ですので避けてください。また一番注意すべきことは、お祈りしている人の前を通り遮らないこと。つい前が空いているので、前を横切ったりしますが、「祈り」を妨げる行為として絶対してはいけない行為です。

女性ならどこの国も好きな「おみくじ」です。出てきた「棒の番号」のおみくじを貰います。無人ですので、勝手に自分でおみくじを引いて、おみくじを貰いに棚にいきます。
気に入らない場合は、何度もやるのが、タイ女性の特長のようです。二人とも2回引いていました。笑

ルアンポーソッド師の金製仏像には、来た方全員の方がお参りされます。
仏像と象には、「金箔」が貼られ、お布施の変わりに信仰者により金箔を張っていきます。タイやミャンマーならではの風習ですね。

金箔の象もこの寺では尊ばれている。原形がなくなるぐらい貼られるので、数年に修復が必要とのこと・・・・

建設予定の仏像のイメージ看板(ポスター)です。ポスターのような色合いの仏像ができるのでしょうか?古来の仏像はきっと木造で骨組みを整形したのてしょうね。

奥へ行くと、自然庭園があり、その奥には、突然、川があります。その手前に、魚やハトの餌を売っていますので、購入してからビニールサンダルがありますので履き替えます。
なぜ?履くのか?最初は不思議でしたが。・・・すぐに解りました。
ハトのフンが歩く通路一面にあるので、裸足では歩きづらく用意しているのですね。寺院の心遣いです。(ビニールサンダルは無料/笑)
魚の餌も買わなくても大丈夫ですが、一応買ってみてください。

タイの寺院や施設ではハトをよく見かけますが、丸々と太ってますね

川一面に魚が居ます。大きなパンでしたが、かなり大きな口で「パクリ」と食べるのにはビックリ!

後で聞いたら「この川魚」はタイ人のメインの魚料理の食材だそうです。

この日は暑く、水辺の木陰で休憩もできます。

境内には、滝や緑の生い茂る場所もあり寛げるでしょう。

この寺院の施設案内です。英語とタイ語で表示されています。順路と各建物の見所がわかりますので、是非、これを目安に廻るといいですね。

そして最終の本殿の神殿に向かいます。本堂の2階へ上がってみました。

これが「神殿」となり、最後はここで信者が奉納と祈りを捧げます。実際に僧侶がお経をあげています。

奥の左手のオレンジ色の袈裟を着て座っている僧侶は、ルアンポーソッド師です。
最初は生きている僧侶がいるのかと思っていましたが、故人の人形です。中央には、ルアンポーソッド師の棺が安置されています。

神聖な場所ですが、外国人の方も入ることはできます。このワット・パクナムは一切の拝観料は掛かりません。一度、ゆっくり「お経」を聞くのも良い体験かと思います。お布施やお供え物をお渡しすることはご本人の自由です。
右手には、ずらりと並んで、生のお経を唱えていますが、なぜか落ち着く気分になります。

【基本情報】

名 称ワット・パークナム寺院  Wat Paknam
住 所:   300 Ratchamongkhon Prasat Alley, Khwaeng Pak Khlong Phasi Charoen, Khet Phasi Charoen, Krung Thep Maha Nakhon 10160 タイ
TEL: +66 2 467 0811
拝観時間:大仏塔見学は午前8時~午後18時  休観日:無し
駐車場: 立体駐車場有り

このあとは「周辺のみどころ」をご案内します。

順路:屋台マーケットワット・アブソンサワンワット・ムーウワット・クンチャン などまだまだ見所があります。

是非、ここまで来たので行ってみてください。

本堂の左手に、この施設の屋台が並ぶマーケットがあります。数件程度ですが、お土産と薬屋と食べ物が並んでいます。

数件並んだ地元マーケットの入口

ワット・パクナムから屋台マーケットの細い路地ずたいに歩いていくと見えてきます。

下に見えるのがワット・アブソンサワン Wat Absonsawan Worawihanという白亜の塔です。

そして、その手前の池の上に建っているのが、ワット・ムーウ:Wat Mooです。その前を通り過ぎて行くと人しか通れないほどの橋があります。

下の写真の橋を渡るとワット・クッチャンの寺院に到着します。こちらからは裏口というか? ワット・クッチャンの仏像の 後ろ姿が見えます。

この川にも小さな桟橋があり、地元の人が魚に餌を与えていました。きっとその後は夕食の食材になるのでしょう?・・笑

運河の橋の上からは、写真の左上にワット・パクナムの仏塔と建設中の仏像の鉄骨が見えます。

橋を渡ると直ぐにワット・クンチャンの正面の入口

ワット・クンチャン Wat Khun Chan

参道より右手に「寝釈迦像」というのか?地元の人が、お供えや賽銭を入れて祈りをしています。丁度良い具合に「女の子」と一緒の写真が撮れたので・・・大きさが判ります。

テントの入口ではフラッペが売ってます。確か40バーツ:日本円140円

仏像の全体の写真を撮ろうと見まわしましたが、手前の出店のテントが邪魔で全景が撮れませんでしたので部分的に撮ったのでご覧ください。

この寺院のメインのクッチャン像です。全景が撮れず、足元と下から撮った写真。

一番下に居る 黒い像は、死を司るヒンドゥー教の「ラーフの神」
ラーフの神は 食欲旺盛のあまり自ら胴体から下半身を食べてしまい。顔と腕のみを残していると言われている。
ズーンラーフ神には、「黒い物」をお供えする習慣、言い伝えがあり、黒のロウソクや黒花などが供えられている。

ギリギリ全体が撮れるのがこのアングルでした。
本堂は、インドのヒンドゥー教らしい風情があります。

本堂はカラフルで、様々な装飾がされています。ウイハーンという礼拝堂もあり地元の人達が参拝にきています。

この寺院の至る所に仏像があります。そして建物にも装飾が施してあります。
何気なく歩いていると気づかない場所にも!!川沿いにも寝釈迦像がいました。行きは気づきませんでした。笑・・・布を被っているので・・・

ここでも、川で魚に餌付けをしています。この川魚が、タイ料理の食卓のメインの魚だということですので、食材には困りませんね。

正面の上の「白い塔」はワット・パクナムの仏塔。川を隔て本当に近くありますので、色々とタイのこの地の探索をしてみてください。

 

【ワット・パクナム Wat Paknamの行き方】

《電車BTSの利用が一番安く早いです。》

アクセス:◆ 行きはBTS線のウタカート(Wutthakat)駅3番出口下車、下の地図の左手の駅から徒歩15分。ソンテウは10~15分ぐらいの間隔であり10分程度で着きます。ワット・パクナム行きのソンテウがメインであります。
◆帰りはワット・クンチャン Wat Khun Chan から タラートプルー駅 (BTS線) を目指して帰るのが近道で徒歩10分弱程度です。

●行きに降りる駅
ウターカート駅 (BTS) は、タイ王国のバンコク都トンブリー区のバンコク・スカイトレイン シーロム線

●帰りの乗る駅
タラートプルー駅 (BTS) 、同じくタイ王国のバンコク都トンブリー区のバンコク・スカイトレイン シーロム線

《タクシー利用で行く場合》

時間にしてアソーク駅付近から45分。
但し平日は込んでいるため交通渋滞で1時間以上かかる場合もあります。 約400バーツ:1,400円

Clip管理人編集まとめ役

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日本人が見たい知りたいこと、アジアの人達たちの習慣、風習など知ってもらうため色々な角度からリアルタイムの情報をこの“Cl i p”で公開していきます。

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