ミャンマー微笑みの宝石“海の幸・真珠”

ミャンマー微笑みの宝石“海の幸・真珠”

【海の幸シリーズ・真珠】

メェイ群島で養殖されるミャンマー南洋真珠。

真珠は、母なる貝の種類ゃ採取される海域。
そして養殖の加工技術などにより全然違った特徴や表情を携えます。

ミャンマーの真珠は、白蝶貝から生まれる南洋真珠が主でミャンマーの南部タニンダーリー管区にあるメェイ群島で養殖されています。
最近ではリゾート開発もされている地域です。
以前、このようなエピソードもありました。ミャンマーのベイ群島のディベロッパーと日本の真珠養殖企業との衝突です。
リゾート建設計画が養殖場に影響を与えると日本真珠大手企業タサキのミャンマー子会社が訴えたのです。
ミャンマーのMIC(ミャンマー投資委員会)は、この開発がミャンマータサキの真珠養殖エリアを侵害する恐れがあるとして計画中止を言い渡したことがあります。
ミャンマーのタサキとは日本で株式上場しているTASAKI(田崎真珠)の子会社。
日本企業も南洋真珠養殖で活躍しています。そんなミャンマー産の南洋真珠にご注目ください。


Panoramic view of islands and boats in the Myeik Archipelago, Myanmar

タニンダーリ地方域はミャンマーの行政区画である。
ミャンマー国土の最南部の細長いエリア。
すぐ西側はすべてアンダマン海、東と南はタイのマレー半島部、北はモン州に接する。
区都はダウェイ(旧称: タヴォイ)。
他の主要都市はベイ、タイとの国境の町コータウンである。


↑メェイ群島の写真

ミャンマーで南洋真珠の養殖が絶好調。

周辺の海水の状態や自然が真珠養殖に最適な環境と言われているミャンマー南部のタニンダリー管区ベイ諸島は、真珠の品質的にも世界のトップクラスレベルと評価されています。

自然に育った母貝を探して真珠生産昔の養殖方法を改良して、現在は人口採苗で稚貝から養殖しているため、毎年の生産も好調で、計画を大きく上回っています。
この方法では「自然環境の破壊はない」「真珠の色、形、サイズどれをとっても卓越した品質」をと評価を得ています。

現在ベイ諸島で真珠の養殖事業を行っている企業は10数社あり今後も増えそうです。

真珠養殖技術を導入したのは日本人

白蝶貝の採取は、その昔小型の木船で島から島へと漁場を求めて移動している海洋民族が行っていたのです。

ところが19世紀末にミャンマーがイギリス領になると、貝を収集するための漁業規定がされ。1912年このあたりまでは海外からの貝取り船を含む貝ボタンのための真珠貝採取です貝採取のダイビング船がいました。貝殻がメインです。

その後、1950年代になると真珠養殖技術が導入されました。導入したのは日本です。日本人の高島真珠の高島吉郎氏です。高島氏は現地企業との合弁した「サウスシーパール社」を設立し、真珠養殖事業を開始しました。

1960年代には、若いミャンマー生物学者が独自に貝に挿核を開始しました。ミャンマーの技術者たちも真珠養殖に成功し、この年に4281個3091.50匁の浜揚げしたそうです。

こののちミャンマー南洋真珠はミャンマー宝石翡翠真珠展示競売会場等で販売されるようになったようです。

南洋真珠』と名付けられた白蝶貝の真珠は日本?

白蝶真珠だけを南洋珠と呼ぶ由来は、戦前に日本は南洋諸島と呼ばれる島々を占領していて、これらの島で白蝶貝を使った真珠養殖が行われていてために南洋珠の名前がついたと言われています。
同じ南の海育ちである黒蝶真珠の事は南洋珠と呼ばず、白蝶真珠だけを南洋珠と呼ぶのにはそのような歴史的な事情によるものらしいと言われています。

華やかさと重厚で格調の高いイメージが”白蝶真珠”の魅力

白蝶真珠は海の暖かさから真珠層の成長が速く、養殖期間も長いため、かなり巻きの厚い珠が採れるのです。

核の大きさは約6mm、そして珠は10.5mm以上。
この大きさからくる華やかさと、巻きの厚さからくる重厚で格調の高いイメージがミャンマー産白蝶真珠の一番の魅力となっています。

又、ミャンマー産の白蝶真珠は、究極のテリを作り出すと言われています。
加工業者は100点満点のテリ感を持つルースをモダンジュエリーに加工しています。

ミャンマー ゴールドと呼ばれる南洋真珠。海がもたらす神秘的な美しさ

ミャンマーに生息している白蝶貝から採れるミャンマーゴールドは、内面に照り輝くゴールドカラーで彩られているミャンマー産の貝です。
他地域の貝と異なり、貝のサイズは小さいですが厚みがあるのが特徴です。
この貝から生み出されるパールは、ピンクやグリーンの干渉色がゴールドカラーをより引き立てます。

恵まれた自然環境の中で育まれるパールは、層が薄く、緻密で、幾層にも巻かれた真珠層が厚く巻きあがっても透明感があり、美しさとボリュームを併せ持ち、ミャンマーの海がもたらす希少な、高品質の神秘的な美しさを持つパールと称されています。

希少性ゆえ、真珠の女王と呼ばれ世界中から引き合いが

天然のナチュラルゴールデンカラーは自然が産み出した色だからこそ深みのある色合いが魅力です。
そして希少性ゆえ真珠の女王と呼ばれ世界中から引き合いがあるのです。
真珠層の巻きが厚くテリがよい南洋真珠は近年、ますます女性の支持を増やしています。
南洋真珠の大きさの魅力は真珠の女王にふさわしく平均約10㎜〜18㎜(大きいものは20㎜以上)と他の真珠を圧倒する大きさを持っています。

世界中のバイヤーが注目する、ゴールデンパールの魅力ポイントとは

世界中のバイヤーが注目するミャンマー産ゴールデンパールの品質の高さをこう見ています。
オレンジカラーを纏うような色濃いゴールドカラーは赤の彩度が高く美しい球体を包み込むように力強く輝いている。
稀少性の高さと確かなクオリティは単色でない優雅さに満ちあふれた色合いと解き放たれたように艶めく光輝(てり)がある賞賛しています。

機会がありましたら、是非ともその地に行かれ購入してみてはいかがですか。

メェイ群島

ミャンマーには手付かずの自然が残っています。



ミャンマー南部タニンダリー管区にあるメェイ群島(英語表記はMyeik、ベイ、メルギー群島とも呼ばれる)

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