
ピイの”2大観光”スポット
”スリ・クシェトラ世界遺産”と”絶壁の仏像遺跡”
スリ・クシェトラ世界遺産&アカウタウン
Sri Ksetra : Thayekhittaya & Akauk Taung (Shwe Myin Tin Pagoda)
↓写真 : アカウタウン
ヤンゴンから列車で8時間、北西の約260キロにピィの街がある。
誰もが見過ごしてしまうぐらいの街に国内でも由緒ある名所が詰まっているピイという街。
主要都市からのアクセスが悪い。だからこそ行きたい場所の一つでもある。
バカンより以前の5世紀のビルマ人が、最初の国家であるスリ・クセトゥラ王国が建国。
古代のピュー族のスリ・クシェトラの都が存在する。
ミャンマーで初めてとなる世界遺産の一つでもある。
当時、この地域はバガン王朝時代、エーヤワディー川の中間点の交易都市として建てられたとされている。
イギリスで植民地時代も上ビルマと下のビルマを結ぶ河川輸送の重要な役割も果たした場所でもある。
1877年には、ミャンマーの初めての鉄道としてヤンゴン~ピイを開通。
ピイの町は水運の中間地点として今も反映されている。
ピイの終点の駅 Pyay Main Station ヤンゴン始発で終点がピイの駅。
8時間の車窓をゆっくり楽しんでみるのはいかがですか。
↓地図
ピイの中心となる南北に渡るランマドゥ通りとヤンゴン・ピイ通りの交差点辺りは街一番の賑わいがある
エーヤワディー川近くの路地は夕食を求めてこの一番の繁華街として屋台も立ち並ぶ場所。
この近くで唯一のナイトマーケットもあり夜は買い物や飲食もできる。
三大聖地として名のあるピイの修道院には全国から集まってくる。
近年、女性の修行僧が増えている。
➡詳しくはここをクリック
ボーヂョーアウンサン像 Boseyou Aungsan Statue がある交差点
↓地図
ミャンマーで初めて”世界遺産”に登録された
スリ・クシェトラ世界遺産 Sri Ksetra :Thayekhittaya
バガン王朝より古い3世紀頃に築かれたピュ-族の都市国家
640年にビルマ人のピュー族が最初の国家であるスリ・クセトゥラ王国が建国。
ミャンマー初代の世界遺産「ビューの古代都市群」のひとつで遺跡の城壁の大きさは東西4km、南北5kmとして東南アジア最大の城壁都市と言われいてる。
その城壁の外側にパヤージー・パヤーPaya Gyi Paya、パヤマー・パヤーPayamaPaya、ボウボウジー ・パヤー Bawbawgyi Payaが残されている。
いずれも高さ45メートル以上を誇り砲弾型をしている
城壁の中心にあたる場所に王宮跡があったとされる。現在は考古学博物館があり出土品の数々が見学できる。
当時、首都スリ・クシェトラはエーヤワディー川デルタにより発達してきたがモン人・タイ人の侵攻により王国は衰退。
↑スリ・クシェトラ遺跡の地図
建立当時は4つの仏塔が建設されたが、現在は3つのみが残されている。
ボウボウジー パヤー Bawbawgyi Paya
パヤーマー パヤー Phaya Mar Pagoda
パヤージー パヤーPaya Gyi Paya
城壁の中心に王宮が建てられその跡の周辺にあるパヤタウン・パヤーPhayataung Paya
長閑な風情のみが残されている。
当時の華やかさの面影もないがひっそり顕在する趣が創造できる。
↓地図 ピュー遺跡の一帯がこの辺りにあった。
そして、 ピイ観光”2大スポット” のもう一つの景勝地
↓アカウタウン Akauk Taung
アカウタウン Akauk Taung (Shwe Myin Tin Pagoda)
500体以上の仏像がエーヤワティー川の絶壁に刻まれている
エーヤワディー 川沿いの岸壁に仏像が彫り込まれこの地を代表する景勝地。
ピイから南下した約65キロのトンボーHton Boという村にある。
エーヤワディー川沿いにある村は、以前は上ビルマと下ビルマの交易地の場所。
当時は関所が設けられていたそうです。
ここに滞在する商人が手仕事として岸壁の砂岩に仏像を彫ったのが始まりとされている。
その後バガンやマンダレーから職人が呼び寄せクオリティの高い本格的な仏像が次々と彫られるようになったという。
山の上には仏塔と寺院があり参拝者に無料の食事が提供されている。
トンボーの船着き場でチャーターして観覧する。
エーヤワディー川の岸の壁に埋め込まれている
【アカウタウンへの行き方】
ピイの街内のバスターターミナルからチャンギンkyanGinまたはミャンウンMyaraung行きのバスに乗車。
トンボーHton Boのジャンクションで途中下車しその後は専用舟。
所要時間約2時間 2000〜3000チャット
トンボーの船着場でボートをチャーター。
1隻1万5000チャット。
ピィからタクシーをチャーターは5万チャット(往復)。バイトタクシーで2万チャット(往復)。
そして街に堂々たる由緒ある仏塔

シュエサンドー パヤー Shwesandaw Paya
ピイの街の丘から見守る仏塔は三大聖地の一つ
この仏塔はヤンゴンの”シュエダゴン・パヤー” 古都のバゴー”シュエモード ・パヤー”と並ぶミャンマー国内の三大仏塔の一つ。
由緒ある聖地の巡礼地として今尚多くの人々が集まってくる。
本堂には仏陀の頭髪が囚られているとされ敷地は広く本堂の周囲には大仏をはじめ仏像が観られる。
街の丘の上にあり眺望もよくエーヤワディー川の夕陽と共に景観が素晴らしい。
市街地を見下ろす丘の上にシュエサンドー・パヤーがあり参道前に立つ大仏は街中のシンボル。
静寂の夕陽に染まる大仏のシルエットは 一層偉大さを感じる。
高台の本堂へはエレベータで行けます。
ピイ郊外の見どころ観光スポット
↓シュエミェッマン・パヤー Shwe Myet Man Paya

シュエミェッマン・パヤー Shwe Myet Man Paya
珍しいメガネをかけたご利益のある仏像寺院。
ピイ近郊のシュエダウン村にメガネをかけた仏像寺院がある。
仏像は眼病を治すと信じられ言い伝えられるようになり信仰の深い信者が集まっている。
本堂にはこの仏像のご利益で目が治った人や不要になったメガネが持ち込まれ保管されている。
4つ目のメガネは、夏場は「サングラス」にする噂があります。
シュエナタン・パヤー Shwenattaung Paya
丘陵地帯の一画にそびえたつ豪華な仏塔
仏塔は高台の田園地帯の中にある。「黄金の魂の山」という名の通りスリ・クシェトラ 時代の創建と思わせる建物。
大きな仏塔施設で池もありその奥の高みにあるのが本堂となるシュエナッタ・パヤー。
黄金に覆われた絢爛たる大仏や宝石で装飾された仏像は他では観られない必見の仏塔
壮観な景色も見逃せない場所でアカウタウンの途中にありで是非、見逃さないで欲しい。
高台から見る周囲は風光明媚な自然に囲まれている。
【ピイの行き方】いずれもヤンゴンから
高速バスで行く場合
ピイへの行き方はバスでの移動が便利。
アウンミンガラー・ハイウェイ・バスステーションから数社が運行。
朝6時半~午後13時の間に一時間間隔で出発。
料金は4500チャット
季節やバスのグレードにより異なりますが長旅なので最高クラスをおすすめします。
ヤンゴンからは約6~7時間(マンダレ-からだと約9時間)ピイのバスタ-ミナルに到着。
タ-ミナルから町の中心地へはピックアップ・トラックで約10分。
急行列車で行く場合
一日一本、午後13時に出発、現地ピイには夜の21時に到着。所要時間約8時間
料金は、アッパークラス3900チャット、オーディナリークラスで1950チャット
他の主要都市からのアクセス
バガンから10時間。マンダレーから12時間。空路がないため、いずれも高速夜間バス(長距離)になります。もし行かれる場合は、ホテル又は観光に詳しく聞かれたほうが・・時期によりダイヤが変更します。
いかがでしたか。ミャンマー国内の代表する”見所”この地”ピイ”にあります。
ややヤンゴンから遠方ですが、是非ピイに足を延ばしてみませんか。
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